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2005年8月10日 (水)

TM-733GLでAO-51アクセス

tm733gl

マスプロの144/430MHz2バンド八木の掃除が完了したので復活させた。
通常は小豆島向けG3RUHで活躍しているTM-733GLへ繋いでリンクの確認も完了。

さて、無線機もアンテナも144/430MHzなので、AO-51にアクセスできるか挑戦してみた。
周波数は画面通り、送信の144MHzはトーン周波数を67HzにしてTONEボタンを押してTを表示させてエンコーダを有効にする。
受信はステップを5KHzにして、435.30MHz+5KHz=435.305MHzで待ち受けする。
衛星がいつくるかはここで分かるので事前に調べておく。
出来ればCALSAT32とかKSATとかのトラッキングソフトを使うとより正確に分かるし、衛星が見えたらベルで知らせてくれるので便利だ。
アンテナは方位角だけ合わせれたら良い。
北から南と、南から北へのパスがほとんどだ。
出来れば水平偏波が違法トラックの信号をの若干でも弱めることが出来て良いが、衛星専用にしないのなら垂直でも良いだろう。
私は小豆島向けという目的があるので垂直にした。
仰角は若干上向き加減が良い。

ビームがかなりブロードなので受信はあっけなく成功。
受信の430MHzは435.30MHzだが、救急車のサイレン同様ドプラーシフトがあるのでAOS(見え始め)は+5KHz=435.305MHz、頭の上で丁度=435.300MHz、LOS(地平線に消える)で-5KHz=435.295MHzが良いだろう。
送信の144MHzは144.920MHzから周波数を変える必要は無い。
144MHzのボリュームを最低にして、430MHzのスケルチを開放にして方位角を追尾する。
10W機なので地上の妨害波を超えてアップリンクできるか心配だったが、一応JH0PVFと交信成立だ。
ダウンリンクもノイズまみれだが聞こえた。
自分の声がちょっと遅れて聞こえるのは不思議な感覚だ。
いつものFT-847M 50Wに144MHz 10ele×2/430MHz 13ele×2と比べたら弱いが、タイミング次第だろう。
むしろ受信は向きがかなりいいかげんでも良いので楽だった。
アンテナの向きは430MHzで向いていれば144MHzでも向いているので別々のアンテナよりは扱いやすかった。
リフレクタの折れた無残なアンテナの割には良い結果だった。
20W機だともうちょっとまともな結果になると思われる。

どうですか、普通のデュアルバンド機(といっても同時送受信可能な機種)でも衛星通信出来ますよ。
今は宇宙通信業務が最初から含まれた免許状をくれるので特に手続きも不要。
アンテナもモービルホイップで挑戦する人もいるようなので、車から衛星通信というのもいいかも。
しらっと北海道や関東、九州に北陸が一緒に聞こえてくるのは面白い。
同時にあまりにも簡潔すぎる交信内容や周波数の優先権を考えない呼び出し、忘れた頃に呼ばれる独特の雰囲気に衝撃を受けるかもしれない。
新人さんが来たらパイルアップ間違い無しだよ。

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コメント

マーベルさん、こんばんは。今日は、いつもより変調が聞こえ難かったのでどうしたんだろ?って思ってました。

>周波数の優先権を考えない呼び出し、忘れた頃に呼ばれる独特の雰囲気

普段から599QSLスタイルなので簡潔なのは問題ありませんでしたが、流石に上記のQSOには驚きました。
以前、コメントに書いて頂いたのですぐに雰囲気に慣れましたが、知らきゃ今でも悩んでいたでしょう。ありがとうございました。

投稿: JE2WYA | 2005年8月10日 (水) 午後 09時27分

昨夜はAO-51で1stQSOありがとうございました。
あとサテライトのWAJAまで残り2県なのですが(香川&宮崎)、小豆島周辺のお知り合いの局がいらっしゃいましたら、ぜひサテライトにお誘い下さい。
またサテライトでよろしくお願いします。

投稿: JN1BPM | 2005年8月11日 (木) 午前 09時15分

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