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2005年10月24日 (月)

電力線インターネットは勘弁

昔音声をACラインに流すインターホンがあった。
配線不要でコンセントに刺すだけで使えるのだ。
これはすごい。
もちろん同一トランス配下でなければならないのだが。
音質はもちろん最悪。
当然だろう。
電話の伝送路と違って平衡している訳で無し(ADSLは電力線よりははるかにまともな伝送路を使っている)、同軸ケーブルのように遮蔽されているわけで無し、よその信号の誘導を受けまくるのは目に見えている。
もちろん、その逆も真だ。
もし性能が良かったら世の中のインターホンは既にこの方式に切り替わっているはずだ。
それに同じセットを隣人が持っていたら、もしかしたら隣人のお客さんが誰が分かってしまうのだ。

PLCは現代版のACラインインターホンだ。
高々数KHz程度の音声を流すのにも困難なACラインにMHzクラスの信号が乗ったらどうなるのだろう。
総務省のパブリックコメントには技術的検討をして何とか妥協点をという努力が見え隠れするのだが、その努力にかける費用を光ファイバー関係の研究開発製造販売に補助するほうが幸せなのでは。
何せ光は妨害を与えたり受けたりにかける努力が少なくて済む。

電力線インターネットの唯一のメリットは既にある配線を利用できるという点だ。
家庭内に限って有線LANの置き換えにはもしかしたら入り込む余地がある。
個人的にはこのような用途は過去の経験からいろいろ叩かれて大きくなった無線LANを使うべきだと思う。
妨害の元凶の恐れがあっていろんな意味で無線LANより高くつくのでは誰も使わないのではないだろうか。
5GHzのFWAとかももっと補助されてしかるべきと思う。

テーブルタップ型の盗聴器なんてものが存在するが、PLCでも出ないとは限らない。
間諜がコンセントから情報を盗むことを考えると安心できない。
光ファイバーは切ったり繋いだりが結構面倒だし切れたら分かってしまうが、PLCならコンセントに刺すだけで個人情報がだだもれだ。
管理社会になれば歓迎されそうな仕組みだ。

最後に、もちろん漏洩信号で短波が壊滅するおそれがあるのは大変困る。
しかし逆に言えばおそらく漏洩信号を解読する輩も出てくるだろう。
実際今でもCRTの漏れ信号で映像を再現できるのだし。
上ではコンセントに刺してなんて書いたが、刺さなくても個人情報だだもれかもしれない。
なんだがすごい世の中になりそうだ。
ラジオライフあたりがネタにしそうだね(^^)

最後に、ハムの世界では「新しいモードは新しいバンドで」という不問律がある。
ACラインは50/60Hzベースバンドというオールドバンドなので、電力の供給に特化して欲しいものだ。

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