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2006年6月17日 (土)

関ハムHPにFCC試験の模様が掲載

関ハムHPにFCC試験の模様が掲載された。
写真のほぼ中央に私が写っている。
立っている人は全員試験を監督するVEの皆さんだ。

2日間で13人が受験して12人が何らかのグレードのCSCEをお持ち帰りということのようだ。
初受験、アップグレードが混在していたと思うが、全く歯が立たなかった人は1人だけだった計算になる。
日本の講習会では全員合格も珍しくないが、一発物の試験でこれだけの合格率とは、受験した皆さんは目標を持って真剣に準備したことの現れだろう。
もちろん金さえ払えば何度もリベンジ出来るという有利な面もあるのだが、アメリカの常識、法律を知らないと分からない設問があるので、事前準備無しでは何度受けても残念な結果だと思う。

最上級のExtraが5人も出たそうだ。
そのうち3人がOne Day Extra。
日本の1アマは下位の資格を飛ばして一発受験で取得可能だが、FCC試験は必ずElement1,2,3,4全部合格しないといけないのでけっこうキツい。
実際の受験時間合計は実質は1アマの方が長いのだが、4回も緊張を強いられることを考えたらFCC試験は大変だ。
私はIBDでほぼ常に腹痛下痢が襲ってくるため、なるべくストレスにやられないよう対策したつもりだが、やはりElement間の待ち時間は肉体的にも精神的にもつらかった。
幸いにも会場を借りている範囲で受験時間無制限、Element間は必要なだけ休憩が取れるので無理はしなかったが。
関係無いが、One Day Extraを達成した3人のうち1人は自分で、もう1人は私の知り合いだ。
こちらの方も私とは違った面でハンディがあり、当日体調不良にもかかわらずよく頑張ったと思う。
もう1人は知らない。

受験料が格安だし、必ずQuestion Poolから出るのが分かっているので試験対策がはっきりしているし、取らせようという配慮が感じられるFCC試験はお勧めだ。
設問も広く浅く実戦的なことを求めて来る。
アメリカの住所の確保と全国くまなく受験出来るとは言いがたいのが残念なところだが、今アマチュア無線にマンネリを感じているがやめたくはないという人には1つの刺激になる。
一緒に受けた別の知らない受験生と話がはずむというのも他ではなかなか無いのでは。
アメリカの免許が海外で良く通用するとか目に見える実の部分ばかり強調する向きもあるが、試験対策や試験そのものも非常にいい人生経験になったと思う。

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受信: 2006年6月17日 (土) 午後 06時01分

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受信: 2006年6月18日 (日) 午前 09時38分

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