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2008年1月12日 (土)

750円PICライタの製作

Picw

たまには電子工作をしたいので、お値段も手ごろで今後役に立ちそうなものを物色していました。
昨年末にPROMライタを買ったので、次は組み込みマイコンのプログラマが良いかと思い、PICやAVRのライタを探したらにゃんこうけPICライタキットが何と送料込みで750円ということで、これを買うことにしました。
RS-232Cの制御線から必要な電源を確保するのでこれだけで完結です。

住所が鳥取県ということで、注文してイーバンクで振り込んでから2日で届いてしまいました。
日本の郵便は優秀ですね。
これがメール便だとたぶん4日は掛かると思います。
なお、注文が成立したら詳しいマニュアルへのリンクが示されるので、忘れずに。
紙のマニュアルは付属しません。
pdfなので、PCの画面で拡大表示して作業しました。

届いたプリント基板が未完成品なのです。
確かにエッチングまでは終わっていますが、フォトレジストはそのままだわ、穴は空いていないわで、組む人を選びそうな状態です。
申し込みページに書いてあるので説明不足ではありませんよ。
とりあえず基板を風呂に持ち込んでたわしでこすってフォトレジストを削りました。
30分ぐらい掛かったでしょうか。
大体銅色になったところで水分をふき取って乾かして、0.8mmのドリルの歯をピンバイスに刺して1つづつ穴を開けて行きます。
ベークの片面基板なのですいすい開きます。
私はちゃんとしたピンバイスとドリルの歯を用意しましたが(セットで3400円程度かかる)、使い捨てと割り切ったら100円ショップのものでも良いかもしれません。
最後にハンダ付けですが、チップ抵抗が4枚あるのでこれからです。
全部定数が異なるのでチップが見えれば!書いてある通りなので間違いませんが、めがねを掛けたり外したりで苦労しました。
くしゃみしたらどこ行ったか分からなくなりますよ。
まず片側のランドにハンダを盛ってからチップを近づけて、こてで溶かして片側だけくっつけます。
とにかく熱を掛けたら勝手に溶けてくっつくのでおもしろいです。
最後に反対側へハンダを乗せておしまいです。
テスタで抵抗値を測って近似値なら問題ありません。
あとはICソケットやダイオード、トランジスタ、電解コンデンサ、LEDをハンダ付けして完成です。
RS-232CコネクタのGNDに繋ぐランドを熱で壊してしまった以外は問題無く組み付け出来ました。
RS-232Cが25Pinメスなので、AT互換機に繋ぐのは少々面倒です。
25Pinオス-オスのケーブルと9Pinメス-25Pinメスの変換コネクタをジャンク箱から探してきて使いました。
2番ピン同士が導通したのでストレートケーブルですね。
制御線も電源として使うので、少なくとも1-8と20番が繋がっているケーブルが必要です。

RS-232Cに繋ぐと緑のLEDが点灯します。
一度ケーブルから外してPICをICソケットに差し込んで、PCにIC-Progをインストールして書き込み試験です。
読み書き中は赤のLEDが点滅します。
とりあえず定番らしい16F84Aに書き込んでみました。
秋月だと300円程度らしいですが、松本無線岡山店では680円もしました...。
ベリファイまであっという間に終わりましたが、書き込んだPICが本当に動くのかは周辺回路の部品が揃っていないので分かりません...。
別冊CQ ham radio No.2に掲載されているAPRSの位置情報を送信するTinyTrak(not3)に、Aのつかない16F84が採用されているそうなので、部品が揃えられたら作ってみたい気もします。
もっとも松本無線岡山店には10MHzのセラロックが無かったので通販で探さないと。

という訳で、自分探しの旅に出るのでしばらく更新はありません。

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