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2008年5月20日 (火)

みんなFCC試験に挑戦してね

以下は私個人の考えです。

現在日本国内でアメリカのアマチュア無線資格試験が行われています。
北海道から福岡まで四国以外はどこにでもVE Teamがあって、ほぼ毎月どこかで受験可能です。
10年前先人が苦労して試験開催に漕ぎ着けた頃と比べると夢のようです。
試験制度も今はCW(モールス符号)が無いので、英語とはいえ学科に専念すれば終わりです。
日本から直行便が飛んでいて一番近いアメリカ、グアム行き路線がコンチネンタル航空で札幌*/仙台*/新潟/東京*/名古屋*/岡山*/広島/福岡*から出ています。
ノースウエスト航空は東京*/名古屋*/大阪からです。
よく見ると分かると思いますが、就航地とVE Team(*)の相関は非常に高いです。
大阪は関ハムでの岡山チームの出張試験が、広島は新幹線や高速バスで岡山、あるいは九州チームの範囲と言えなくも無いです。
新潟はあえて言えば首都圏ですが離れているので、ちょっと不利でしょうか。
9.11以後陰りが出たとはいえハッピーマンデー政策もあり、沖縄や北海道に行くならグアムに、というように海外へ出る機会は増えてきていると思います。

首都圏と大阪の関ハムでは毎回2桁の人が受験するようですが、その他の地方では毎回数人程度です。
1アマの試験でも最低は数10人はいることを考えるとまだまだ知名度が低いと感じます。
もちろん1人でも受験者がいれば執行されます。
これではあまりにももったいないので、ここではアメリカのアマチュア免許に興味はあるけど受けるのに躊躇という方に、少しだけ本音を交えて現実を書きたいと思います。
無いよりあったほうが絶対に楽しいです。

鶏が先か卵が先かというのはありますが、パスポート取得→アメリカの免許取得→実際に行使したい→アメリカへ旅行となると思います。
どこも資格取得だけの受験はお断りなのですが、現実として本人確認でパスポート見せてもらって受験料をドルで払って(今は円高なので割安)、夏休みにグアムに行きたいな、とかそれらしい話をされる方をそれ以上追及も出来ませんし、ましてや実際に行ったかまではドタキャンもあるので追跡は出来ません。
VE Teamによって差はあるようですが(W5YIは日本で最初に始めたという経緯からやや厳密らしい)、もし前提条件で悩んでいる方は、行こうと思えばあとは金と暇だけ程度の確認ということで考えてください。
VEの関心事は書類に漏れなく正確に書いてもらうことと合否の結果だけなので、試験に不必要なことは聞きません。
なお、パスポートそのものは比較的簡単に取得できます。
申請時に渡航先と渡航日を書かせますが、これは渡航までに発給が間に合うかを確認するためのものです。
パスポートが無いと旅行申し込みできませんからね。
誰でも取れる写真付きIDですので、持っていて損はないものの一つです。

アメリカの住所はあてが無い場合はレンタル私書箱でも問題無いです。
安いけど英語の交渉力が必要とか、高いけど日本語でも受け付けるとかいろいろあります。
免許取得後は途中で変えるのもありですので、免許取得までは固定費は高くても郵送料のあまりかからない(レターの場合は年額込みの会社もあるようです)ところを、最上級のExtraを取ってVanity Callも取った後は維持のために固定費の安い場所へ変えるという手もあります。
住所をVE Teamが斡旋することはありませんが、とりあえず1年を堅いところで契約して、受験時に受験生同士の情報交換で変える先を探すという手はあります。

試験そのものですが、日本人VEは日本人相手には日本語で説明しますが、出題は英語で行われます。
以前にスペイン語でやってくれと要望があったそうですが、今でも英語だけです。
問題と回答は全部公開されているので、毎日少しづつオンライン模試でひたすら当たっていけばパターン認識で最初の数語を見ただけで答えが出てくるようになります。
正攻法で英語解釈からがんばる方も、おそらく問題を見たら出題パターンがあまり無いことに気づくでしょう。
無線工学や法規の試験であって、英語の試験ではありませんからね。
むしろ技術英語の語彙を覚えるほうが良いです。
分野は広く浅く出るので、コンテスト、衛星通信やデジタル通信、果てはレピータのマナーやスペースシャトルに関する問題まで知る必要がありますが、非常に実践的で単なる読み物としても面白いです。
今普通にHFに出ている人なら知れば知るほどアマチュア無線の活躍の幅が広がるでしょう。
過去数年間のCQ誌を分野を隔てず精読するだけでもかなりの得点アップになります。
Element4はかなり高度な設問もありますが、Element2,3はおそらくこれだけでゲット出来るでしょう。
日本には制度が無い第三者通信や、高出力電波(一番下のTechnicianでも1500W送信できる)の危険性に関する設問は落とさないようにしましょう。
実用的な資格はElement2,3を取ってGeneralを取ることです。
バンド内の制限はありますが、出れないバンドはありませんので。
もちろん最後はElement4を取って何でもアリのExtraがベストです。

アメリカ側から見ても、アメリカ免許を発給した結果観光客が増えるのは歓迎です。
それに不思議なことに免許があると、どこからともなくお誘いがありますよ。
VEの側から見ても、目の前で仲間が増えるのはとても嬉しいものです。
試験会場での出会いを含めて、違った人脈も得られるかもしれません。
いろんな意味でカルチャーショックを受けるでしょうし、日本の資格と比べたら人間くさいです。

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コメント

まあべるさん、こんばんは!
デイトンで無事にジェネラル級を取得することができました!
私は第三者通信が理解に苦しみました。(ここは精通している友人に教えていただき乗り越えることができました)

あと、、、カルチャーショックは確かにありました。
エキストラはNGでしたが、現地のVEの方からも次回はぜひ目指してくれとアドバイスをいただきました。

投稿: W3EHG | 2008年5月20日 (火) 午後 11時34分

ジェネラル取得おめでとうございます。
本場で受験はさぞエキサイティングだったでしょうね。

投稿: まあべる | 2008年5月21日 (水) 午前 06時56分

まあべるさん、こんにちは。
私は、先日大阪で開催された「関西アマチュア無線フェスティバル」の際に行われた、FCC試験を受験して参りました。
Technician~Generalまでは一発で合格できましたが、目標であった最後のAmateur Extraだけは、3回受験しても、いずれもわずか2~3問不足で、結局合格は成りませんでした。(x_x)
日本の一アマは持っていますので、ぜひいつか、何らかの機会にもう一度チャレンジして、日米制覇を成し遂げたいものです。
成功したら、ぜひグアムかサイパンあたりにでも、DX Vacationに行ってみたいものですhi。

投稿: Oscar | 2008年8月 4日 (月) 午前 05時33分

Element4は工学は伝送路の設問があったりで、日本だと1陸特の試験問題に近いですね。
法規はほぼ、VEの制度に関する設問ばかりです。
9/21(日)に岡山放送であるので、受けに来てくださいね:->
試験は置いておいて、放送局の中に入れるのは面白いかも。

投稿: まあべる | 2008年8月 4日 (月) 午前 07時35分

> Element4は工学は伝送路の設問があったりで、
> 日本だと1陸特の試験問題に近いですね。

私はプロ資格は受験したことがないので、よく存じませんが、書店に行って参考書を読んでみます。

> 法規はほぼ、VEの制度に関する設問ばかりです。

言われてみれば、確かに!
VEになることは、ほぼAmateur Extraの特権のようなものですからね。
日本の一アマで、無線局の検査に関する設問が多いのと、よく似ていますね。

>9/21(日)に岡山放送であるので、受けに来てくださいね:->
> 試験は置いておいて、放送局の中に入れるのは面白いかも。

あ、実は、既に電子メールにて、受験の申し込みをさせて頂いております。
仲間の連中3~4人と一緒に、車で大阪から岡山まで行こうと計画を立てております。
その節は宜しくお願い致します。_(._.)_

確かに、放送局の中に入れること自体、結構嬉しいかもhi。

投稿: Oscar | 2008年8月 4日 (月) 午前 11時42分

岡山で受験されるそうで、楽しみにしています。
上がりを目指して勉学に勤しんでくださいね。
組合事務所前の渡り廊下から入りますが、入口が非常に分かりにくいので時々入れない人がいるようです(^^;
(休日なので玄関からは入れない)
12:00過ぎぐらいに駐車場のあたりにいれば関係者が来るのでついていけば入れますが。
合格してナンボであれば、QRZ.com等のオンライン模試を毎日数回やったほうが効果があります。
しかし、既に受験者が3-4人確定だとVEの面子が足りるかな。
大学生も来るそうですし。
県内在住のVEは5人しかいません。
飛び石連休でもあり、全員来れるかどうか分かりませんからね。
受験者の規模が確定後に3や5、あるいは広島在住のVEに招集を掛けると思いますが。
試験問題に出るかもしれませんが、試験執行にはVEが3人いないとだめです。
誰かが試験中なら試験室に常時3人はいないとだめです。
札幌やみちのくのようにVEが少ないとトイレにも行けないとか。
3人の根拠は、多分採点を3人で行う、CSCE(成績証明書)のサインを3人でやるからでしょう。
多い分には問題ありません。
逆に言えば3人VEが集まれば、世界中のどこでもVE Teamを組織して試験をアレンジ出来ます。
そういう訳で、Extra取ったらVE資格を勧められるには理由があります。
ちなみに今年の関ハムはVEがピーク時で12人でしたが、北海道や関東からの応援(自主的な)も来ています。
ICOMのBEACONにそういうVE気質を語った記事(8/1発行の台湾初のFCC試験は日本人VEが活躍)がありますね。
http://www.icom.co.jp/beacon/talk/000850.html

投稿: まあべる | 2008年8月 4日 (月) 午後 01時15分

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