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2016年11月16日 (水)

RJX-601用外部周波数カウンタの製作

P1

今年のハムフェスタ笠岡でRJX-601本体のみ4000円があったので買いました。
Sメータが曇って読めないです...最初は電源すら入らなかったです。

P2

ピカールで曇りを磨いたり調整をやり直したり手持ちのマイクを繋いだりでようやく使えそうな状態に持っていましたよ。
当然JARDを通しました。
6mAM/FMなので今となっては相手がいないですね。
その前に正確な周波数自体が分からない...。
周波数カウンタで29-33MHzのVFO漏れ信号をカウントすると一応分かりますが。

P3

という訳で外部接続の周波数カウンタを作ってみました。

P4

信号取り出しポイントは1000μFのチューブラ電解コンデンサの下です。
チューブラコンが劣化するとハム音が入るので、この際新品に取り換えましょうね。

P5

この位置にステレオミニジャックを取り付けました。
内側のフレームに軸と同じサイズの穴をあけて、外側のU字側の構造物は止めるナットの外周以上の大きさにあけて見た目埋まっているようにします。
こうしないと長さ不足でナットが締まりません。
内部レギュレータから取った+8Vと先ほどのVFO出力、フレームのGNDの3信号が取り出せるようにしました。
LED点灯だとかなりの電流が流れるので電源は+13.5Vからの方がいいかも...。

P6

周波数カウンタはDL4YHF局のこちらをほぼそのまま作りました。
5V動作なので三端子レギュレータを入れたのと、参考資料にある通りのプリアンプを入れたぐらいです。
LEDは上下に足が出ているタイプで、カソードコモンではありましたが配線が全く異なりました。
プリアンプは必須でした。
定数はTr:2SC1815Y、R1:ショート、R2:100kΩ、R3:1kΩ、C1:104ですが、手持ちの部品で作ったので参考資料通りが良いと思います。
R1は入れるとカウントしなくなったので省略しましたが、本来はハイインピーダンスで受けたいのでレベルの問題が無ければあった方が良いです。
7セグメントLEDは松本無線で10個150円で投げ売りしていたので買いました。
安いだけに暗いです...。
よくばって5桁にしましたが、AM/FMだとkHzだけ分かれば良いので4桁で十分だと思います。
VFOは50MHz=29MHz,54MHz=,33MHzなので、-29MHzで表示させれば良いです。
簡易的には50MHz(カウンタ表示29MHz)29MHzに合わせてプッシュスイッチを押して出て来るメニューのSubをすれば50-51MHz:kHzのみ、51-54Mz:MHz1桁目+4桁で表示できます。
電源は三端子レギュレータの前後にGNDとの間に100μFのケミコンを入れました。
これを入れないとかなりのノイズが出ます。
ファームウエアも作例そのままです。
COUNTER2を使います。
常時MHz表示などはファームウエアの改造で出来ると思います。
使用PICが16F628ですが、手持ちに16F627しか無いのでソースのヘッダとインクルードを書き換えてmakeしてみましたが何も問題無く通ってしまって作例のまま動いたので安上がりでした。

P7

当然痛くします。

これで少しは使い道が出そうです。
費用は松本無線で全部で720円ぐらいでした。
但し本当に買ったのは150円の7セグLEDとPICのクロック用20MHz水晶、22pFセラミックコンデンサ2個だけで、ほぼ全部を手持ちの部品かジャンクからの引き抜きです。

現在の問題点は、

・ノイズが出る
 ケーブルへのパッチンコアでかなり下がりましたが、51MHzとかの切りの良い周波数だといまいちです。
 カウンタ側の電源スイッチを切れば良いのですが。
 作れる方はプリント基板を作ってノイズ対策した方が良いです。

・送信時にリセットがかかる
 おそらくRJX-601の供給電力不足です。
 元電源から取れば大丈夫だと思いますが、13.5Vから5Vは電圧差が大きすぎるので三端子レギュレータの放熱が気になります。
 放熱の回避はRJX-601本体側で5V電源を作って供給させる手はあります。
 開発中は006Pで動作させましたが、送信時に基本波を拾ってしまいますね。
 送信中に周波数を動かすことはまず無いのですが。

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