1,500円位のQRPアンテナチューナーキットを製作
中華から1,500円位のQRPアンテナチューナーキットを買いました。
11/30に発注したときは送料込み1,458円でしたが、今は円安なので値上げしていると思います。
予想通り説明書が無いので、こちらの販売店の説明を参考にしました。
この記事を書いている時点では1,624円です。
ケースは加工されていません。
上級者向けですね。
加工位置決め用にシールがついていて、最初にケースに貼るところから始めましょう。
大体2時間程度で完成しました。
定在波(スタンディングウエーブ)は駐波なんですね。
英語そのまんま。
亮が明るいという意味みたいです。
SWRは51Ωのブリッジで測定しているので、平衡が崩れているとLEDに電流が流れて点灯、平衡すると消えます。
光ると結構明るいです。
BNCコネクタなのはFT-817の消費電流削減にいくらか貢献するので個人的にはありがたいです。
上面です。
スイッチ左でLEDが点灯するモード、右でアンテナチューナーのみの動作です。
LEDを点灯させるのはかなりのエネルギーを使うようで、FT-817内蔵SWR計が振れなくなります。
調整が済んだら右にしておきましょう。
向かって右側です。
天線はアンテナですね。
向かって左側です。
電台は放送局とか送信所とか、もうちょっとおおげさな意味かと思っていたのですが。
中身です。
ポリバリコンは中心が入力、左右の2本の線は短絡させて出力側で使うみたいです。
トロイダルコアを巻くのは結構大変です。
最初は練習にプリント基板上のピックアップ部分から巻いたら良いと思います。
トランスなので一次側二次側があります。
ロータリースイッチ裏にマウントするのは結構大変ですが、頑張って巻きましょう。
エナメル線を剥くのも大変です。
目の粗い紙やすりで銅が見えるまでです。
棒やすりでも出来なくは無いと思います。
この巻き方でロータリースイッチのAが一番低い周波数、Lが一番高い周波数です。
バリコンのつまみの取り付けはこんな感じかな...。
つまみ上のキャップを外すとネジがあるので外します。
長いネジとワッシャを使ってねじ込みます。
ワッシャが4つしか無いのでバリコン側は1枚ですね。
しかしケースが分厚くて1枚ではスムーズに回らず、手持ちのワッシャを2枚入れてみました。
このあたりは工夫してみましょう。
動作ですが、3.5-14MHz位まではSWRが落ちました。
しかしハイバンドはいまいちです。
おそらく最初の10回巻が多すぎるのではないかと思っています。
調整してみたいと思います。
使い方ですが、ロータリースイッチはAに、左右のバリコンは中点に合わせます。
上部スイッチは左です。
トランシーバを目的の周波数に合わせてAMかSSB(CWでも良いが、FMはだめ)で受信します。
真ん中のロータリースイッチを回してノイズが一番大きなポジションに合わせます。
バリコンを回してノイズの大きさが変化するようなら最大音になるようにします。
この状態でほぼSWRが下がっているので、実際に送信して微調整します。
トランシーバをFM/AM/CW等キャリアの出るモードにして、5W以下で送信します。
SSBはしゃべらないと電波が出ないですし、声の大きさで出力が変化するので分かりにくいです。
LEDが真っ暗になるように左右のポリバリコンを微調整します。
あまり変化しないようであればロータリースイッチを1つだけ左右に動かしてからポリバリコンを回してみます。
5W以下であればLEDが薄明り程度でも送信して大丈夫だと思います。
それ以上出したい場合は厳密に真っ暗になるよう調整します。
全く調整できない場合もありますがアンテナチューナーは万能ではありませんし、アンテナ側がおかしいかも知れません。
アンテナが適切に調整されていたら本来は不要なものですから。
耐圧の低いポリバリコンなので、チューニングは5W以下で行った方が良いでしょう。
SWRが充分下がった後は15Wぐらいは入るそうです。
お値段相当で結構楽しめました。
ラジオ少年で売っているQRPチューナーはMコネクタですがそっくりですね。
ある程度のサポートはあると思うので中華が怖い方はこちらも良いと思います。
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