科学教材社の2石短波ラジオに低周波増幅器を付ける
感度が悪いのはストレートラジオである限り仕方無いのですが、せめてスピーカをがんがんに鳴らしたいのでアンプを作ることにしました。
流用したいので別体にしました。
消毒綿の入っていたケースを流用です。
中央にボリューム、左右に入出力。上に電源スイッチです。
基本的に手持ちの部品を使いました。
スイッチ付きボリュームがあれば良かったのですが、スイッチ別体になってしまいました。
LM386NはGAWANTを買ったときにタダでもらったものがあったはずなのですが、見つからず買いに行く羽目に。
スイッチも買ったのでついでではありますが、部品代は1000円を超えてしまいハードオフでアンプ内蔵スピーカを買う方が安く着いたという結論です。
LM386Nはコンデンサ3つだけでアンプが作れる優れものです。
固定抵抗が不要なんですよ。
1-8に10μFの電解コンデンサを入れるとゲインが200倍、つけないと20倍です。
200倍は発振を起こしやすくなったのと20倍でも十分大きな音が出たので外しました。
並列に入れている0.01μFは最初は無かったのですが、発振を起こしやすかったので入れました。
電源の220μFが単に手持ちの関係で、100μFが良いかも知れません。
逆に出力に入っている100μFを220μFにして高域を削った方が発振対策で良かったかも知れません。
ここも10Ωと0.01μFをアースとの間に入れると発振対策だそうですが、10Ωの抵抗が無かったので省略しました。
音量は20倍の状態でもボリュームを半分も回さなくても十分あります。
当然大きな音が出ると発振します。
電池がへたりかけていても発振しますね。
スケルチがかかったような動作をして、ある程度の入力がないと静か、急にドカンと出力があるが繰り返して発振みたいに聞こえることもありました。
006Pは入手性にやや難があるので、3Vぐらいで動くICの方が良いですね。
音は良いと思いますし、ハム音は感じないです。
実装状態です。
ネジ1本でユニバーサル基板を留めています。
スイッチが2回路あれば電源オフでスルーが出来て今回の目的にぴったりなのですが、買うと高いので...。
入力が直接VRなので、直流が掛かった入力だと良くないかも知れません。
直列にコンデンサを入れた方が安全ではあります。
短波ラジオも出力トランス2次側で繋いでいれば大丈夫ですが、イヤホンを外して単に直結だとプラス接地なのでトラブルになるかもしれません。
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