再生式2石1IC短波ラジオの製作 #radio
もうちょっと感度のあるラジオを組みたくなったので、こちらを参考に再生式を作ってみました。
20年近く前のネタなんですけどね。
元記事には超再生と書いてありますが、実機はクエンチングノイズは無く、また間欠発振している様子も無いので再生式と理解しました。
中身です。
基板自体は小さく出来ましたが、周辺の部品が大きいのでどうしても大きな箱になってしまいます。
コイルは巻き数の多い側をより多く巻いて、オリジナルの8階でタップを出してアンテナ側とショートでオリジナル通り、開放でもう少し低い周波数をカバーにしました。
ただし低い周波数の再生が掛かりにくくなります。
スピーカはジャンクの200円のもので、前につけたかったですが大きいので横にしました。
うるさい位に鳴ります。
裸だと小さい音でしか鳴らないので、音量重視ならある程度の大きさの密閉型のケースは必要です。
なかなか楽しめました。
回路図のVR 100kΩBカーブで再生の掛かり具合を調整します。
慣れないうちは一番左の再生が掛かっていない状態で受信して、再生つまみをちょっと上げてはチューニングの取り直しをしていくと高感度で受かります。
最初Aカーブで作ってしまいましたが、Bカーブにしないと使いにくいです。
アンテナが無いと聞こえません。
現在10m程度のロングワイヤを繋いでいます。
ラジオNIKKEI、中国国際放送、KBS World、チョソンの声など聞こえました。
実用的にはオリジナルのままで作る方がいろいろ聞こえて良いと思います。
ローバンドは同調できるだけで感度はいまいちです。
しかし、部品代だけで3000円は掛かるので(バリコンは特に高い)、ホームセンターでアンドーあたりの棚ラジオを買う方が実用的でしょう。
1ダイヤルで10MHzものカバーをするのでチューニングが難しいです。
低容量のバリコンを並列に付けてファインチューニングにしたり、やはり低容量のバリコンとコイルにタップを多数用意してチューニング範囲を狭めて多バンド化しないと実用には厳しいと思います。
いくら再生回路で帯域を狭めることができると入ってもスーパーヘテロダインのようにIF周波数が一定=狭い固定のフィルタが使える、という技は出来ないので、チューニングの問題が解決しても選択度の問題は解決しないです。
当然ながらボディエフェクトがかなりあります。
金属ケースに入れるとかバリコンの軸をなるべく非金属にするとか対策が必要です。
音質はストレートラジオらしく素直です。
電源はダイオードを使った定電圧発生回路やLM380が大食いなので、6Vでは動作しなかったです。
説明通り9V以上必要です。
現在単三8本で12Vで動作させています。
1.5Vで動作するFET1石再生ラジオなるものもあるそうなので、一度挑戦してみたいです。
省エネの1.5V動作がいいですね。
トランスでインピーダンス変換すれば何とかスピーカを鳴らせないかな。
そちらの記事によると再生量はVRよりバリコンで調整する方が深く掛かるそうです。
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