1石FET再生式短波ラジオの改良
少しでも使い勝手を良くするために以下の改良をしました。
・作例1のようにドレインからGNDの間に47pFのセラミックコンデンサを入れる
これでフィードバックが小さくなります。
結構効いて再生量の調整がやりやすくなりました。
作例1の別パターン(ドレイン>再生コイル>RFCにして、バリコンを入れる場所を変える)もやってみましたが、前者の方がやや良いです。
・アンテナとFCZコイルの間にセラミックコンデンサを入れる
FCZコイルにいきなりアンテナを繋ぐのは抵抗があったので(コイルの動作に影響がありそう)結合度を下げるために入れました。
0.0047μFを入れましたが、100pF位が正解かも知れません。
・イヤホンの直前に47μFの電解コンデンサを入れる
値は手持ちを適当に使ったので最適では無いと思います。
ラジオ側がプラス、イヤホン側がマイナスです。
LM386アンプが鳴らない原因が、直流的に短絡してしまい、ラジオとして動作しないかららしいので入れてみました。
セラミックイヤホンは直流的にはコンデンサに見えるので影響がないのですが、スピーカ等は直流的にはコイルなので短絡の原因になります。
この処置でLM386アンプが使用可能になりました。
もちろんセラミックイヤホンも動作します。
ST-23というドライバトランスを発掘したので繋いでみました。
そのままだと巻き数比1:1なので、1次側の中間タップを使って2次側をラジオ側に、センタータップとどちらかの端をイヤホン側にしてみました。
2:1になるはずです。
セラミックイヤホンではあまり分からないですが、スピーカを繋ぐとかの鳴くような音量ではありますが強力な局は音になりました。
しかしながら経年経過のせいか、1次側が内部で切れてしまいました...。
2次側だけでオートトランスとして使う手はありますが、今回は断念しました。
科学教材社キット改造のST-32を使えたらもっと実用的な音量で鳴ったかもしれません。
ST-32は定番出力トランスなのですが、大人気なのか入手が困難かつ高価(600円ぐらいする)です。
巻き数比の大きなトランスなら電源用でも何でもいいので、またジャンクでも探しましょう。
とりあえず今回はこれでクローズかな。
受信帯域はFCZコイルのコア調整である程度動かせます。
ディップメータを発振にして下限3.9MHz程度、上限14MHz程度にしています。
無調整で作ると5-17MHz位になるようです。
ただ、ローバンドは感度がかなり悪いです。
小さいコイルの限界ですね。
R1 22kΩを10kΩ程度に下げると発振がマイルドになります。
感度も落ちるようですが...ヒー音が小さくなります。
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