1石FET再生式短波ラジオの製作
またまた再生式短波ラジオねたです。
ここの記事をそのまま作ってみました。
単三電池1本で動くのが良いですね。
3例載っていますが、一番下です。
本当にFET1石なのと、FCZコイルを使うので組み立てが楽であろうという目論見です。
再生が良く効くそうですし。
キーデバイスの2SK439Eは一時期は簡単に手に入ったようですが、今はディスコンで、しかも流通在庫が減って手に入りにくいです。
手持ちのFETでいろいろ試してみましたが全く動きません。
最終的には何とか手に入れましたが。
FCZコイルは意外とまだオリジナルが手に入るようです。
松本無線にありました。
GND端子を付けましたが、見た目のデザイン上左右対称にした以上の意味は無さそうでした。
中身はこんな感じです。
最初全く再生が掛からず悩みましたが、再生を掛けるFCZコイル二次側の左右が逆だったのと(逆だと再生がかからない)フィードバックをなぜかゲートから取っていて、ドレインに変えたらこんどは再生用バリコンをどこに回しても発振しまくります。
2mぐらいの電線で丁度良いと書いてあるのですが、5mの屋外のアンテナしか無いのでとりあえずその環境で発振しない領域を作る必要があります。
ちなみに全くアンテナを繋がなくても発振します。
再生用バリコンへの配線を外すと止まるので、再生回路の問題ですね。
まず2連バリコンなので容量の少ない側にすると若干調整の余地が生まれましたが、まだまだなので再生用バリコンに直列に0.0043μFのセラミックコンデンサを入れて減衰させたら20度位は発振しない余地が出来ました。
再生がかかりすぎです...。
中波版と同じようにドレインからアースに小容量のセラミックコンデンサで落とすのをやってみればよかったです。
セラミックイヤホンでまあまあ聞こえますが、当然スピーカは鳴らずです。
コイルが大きいせいか、科学教材社のキットの方が再生が掛かっていないのに良く聞こえます。
発振もしません。
結果はちょっと残念だったかな...。
選択度が上がるのは全く実感できず、すぐに発振です。
負荷をトランスにしてスピーカを鳴らしてみたいですが、あいにく手持ちが枯渇してしまったのでまたの機会です。
相当高いインピーダンスなのは想像がつくので、科学教材社のキット程度の音量が取り出せるのではとは思っています。
前に作ったLM386アンプを繋いでもならなかったです。
アンプ側がモノラルプラグだからなのか、あまりにも出力が小さすぎなのか、インピーダンスマッチングが全く取れていないのかは分かりません。
いろいろ課題の多い工作でした。
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