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2017年12月26日 (火)

インド生まれの$109 HF QRPトランシーバキット uBITXの製作

12月初旬に3.5-28MHzカバーのQRP HFトランシーバキットが送料込み$109と聞いたので、注文しました。
uBITXです。
この値段でSSB/CW対応です。
実際はDHL発送で$119,レギュラープライスは$129を予定しているそうです。
DHL発送で注文して、10日ぐらいで届きました。
決済はPaypalで、15,000円をほんのちょっと切る額でした。

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プラケース入りです。
なお、このケースに組み込むのは高さが低いので難しいと思います。

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基板完成品で、コネクタ付きケーブルをボリュームやジャックにはんだ付けするだけで完成します。
ECMやタップスイッチも入っているので、バラックで良ければ一応追加部品無しで送信試験は可能です。
ネジがマイナスネジなのは頂けないですね。
回し損ねやすいので、見た目を良くする以外の目的にはプラスネジを使うべきです。
手持ちに全部取り換えました。

P6

ケースに入れました。
ダイソーのストックボックスSが底面積的に丁度良いです。
ハンドルがあるので持ち運びに良いですが、高さが高すぎるので、アンテナチューナーを内蔵したり、仕切りを入れて移動用ワイヤアンテナや電池を内蔵するのも良いでしょう。
組み立て自体は難しくないです。
英語の説明も丁寧ですが、写真が乏しいので自作初心者向けとは言いにくいです。
エレキーらしい実装は今のところされていないですし、KEY端子はストレートキー対応だけに見えます。
余った配線が1本あるので、Arduinoのプログラム次第ではエレキー内蔵は可能かもしれません。

P7

通常の液晶表示はこれだけです。
キーダウンするとCWの送信になります。
ロータリエンコーダの回転でチューニングです。
速く回すとアイコムのリグ宜しくTSモードになってあっというまに数100kHzワープします。
しかしながらチャタリングを良く拾うので、数MHzどころか40MHzあたりまで一気にジャンプすることもあります。
ソフトの作りこみはいまいちです。
エンコーダプッシュでメニューモードです。
バンド切り替えモード500kHz程度ステップで上下します。
FT-747みたいな操作性です。
その他LSB/USBの反転(通常は10MHzを境にLSB/USB自動切換え)、意味不明のCW速度設定(将来エレキー対応を考えているのかも)、基準クロック較正モードなどあるようです。
受信感度は良い方です。
特に中波はmcHFとは比べ物にならないです。
IF:40MHzのアップコンバージョンなので、HFは連続カバーです。
但しAGCが無く、IF GAIN調整も無いので音量の変化が激しく、ヘッドホンでの聴取は耳を傷める可能性があり危険です。
小さくても良いのでスピーカを付けましょう。
松本無線で買ったジャンクの韓国製スピーカを内蔵しましたが、大きな音で聞こえます。
電源スイッチ付きボリュームがついています。
しかし、軸が微妙な太さと形なので、違いものに交換した方が良いかも知れません。
電源スイッチも独立してあった方が良いです。
KEYスイッチに並列にプッシュスイッチをつけてTUNEボタンにするとアンテナチューナーを繋ぐときに便利かもしれません。

P8
P9

出力は3.5MHzで10W強、28MHzで2W程度でした。
マニュアルによるとPA BIASの調整は、

0.10W以上のダミーロードを接続する。
1.放熱板付近の四角いVR2個を右いっぱいにする。
2.電源に直列に電流計を繋いで、PTTをON、マイクは何も音を拾わない状態にする。
3.電流値を控えておく。0.5Aぐらいのはず。
4.片方のVRを左に回して、PTTを押した時の電流が100mA上昇する位置にする
5.もう片方のVRも回してもう100mA、要は200mAアップになる位置にする

となっているようです。
調整に使うバンドは書かれていないのでどこでも良いと思いますが、高い周波数がいいかなあ。
いろいろ遊べそうです。
AGC無しはJT65等のデジタルモード的には向いているので、割り切って専用にするのも良いかも知れません。

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