« コミックマーケット94サークル参加記を書きました | トップページ | POCSAG:UniPager ラズパイと 無線機I/Fの製作 »

2018年8月19日 (日)

POCSAGページャを呼び出すUnipagerの起動実験

アマチュアバンド対応ページャを鳴らすのに送信機が必要です。
私のところにはMMDVM対応モデムやHotspotがあるので不要ですが、デジタルボイスなんぞ興味無し、ページャだけ興味ありという方向けに専用のソフトUnipagetがあります。
専用だけに通信速度が512/1200/2400bpsが選べるのである意味面白いかもしれません。
(MMDVM+Pi-Starでは今のところ1200bpsだけ)

構造的にはALSAサウンドドライバが動けばソースからビルドすれば何でも動きそうですが、ラズパイだとパッケージ化されています。
ここにインストールの方法が書いてありますが、ドイツ語なのでちょっと厳しいかな。
curlを使った方法がお勧めらしいですがちょっと気味が悪いので、ラズパイのRaspbianにapt installで入れる方法を和訳します。
変調音出力はラズパイ本体のヘッドホンが刺さりそうなオーディオ端子(PCM)を想定します。

/etc/apt/sources.list.d/unipager.list を以下の内容で作成

deb http://www.afu.rwth-aachen.de/debian unipager main
deb-src http://www.afu.rwth-aachen.de/debian unipager main

以下のコマンドでインストール
wget -O - http://www.afu.rwth-aachen.de/debian/rwth-afu.key | sudo apt-key add -
sudo apt-get update
sudo apt-get install unipager

サウンドデバイスを使うので、事前にラズパイの設定から内蔵オーディオ端子のPCMから音が出るか確認したほうが良いです。
私はHDMIになっていて、はまりました。

P12

終わると勝手にデーモン化されて動いています。
Webブラウザでインストールしたサーバのポート8073番(7388ではない)を開くと設定画面が出てきます。
例)hjttp://localhost:8073/
ブラウザは選ぶようで、FireFoxが無難だと思います。

P11

Auth KeyはDAPNETチケットシステムから申請して事前に取得しておきます。
ページャ側(ユーザ用)とは別に申請が必要です。
設定が正しいと下の黒い枠にConnection established. が表示されます。
オーディオ端子にヘッドホンを繋いでボリュームを上げ気味にしておきます。
一通り設定してSend Messageに適当に数字とメッセージを入れてSendボタンを押すとヘッドホンから変調音が聞こえると思います。

あとは無線機のデータ端子(9600bpsの方)に入れて過変調にならないよう程度に調整すれば終わりです。
詳しい接続方法はここに書いてあります。
FT-7800の接続法が参考になります。
マイク端子から入れたら、たぶん通りません。
PTTは最悪VOXで行けると思いますが(FT-857Dには装備されている)、GPIO端子やシリアルポートのDTR/RTSが選べるようです。
GPIOが余っていればベターでしょう。
トランジスタは2SC1815とかNPN小信号用なら何でも良いと思います。
用が無いので実験していません。
TESTをクリックでシングルトーンが鳴るのですが、かなり長い間送信します。
間違って押すと大変かも。

|

« コミックマーケット94サークル参加記を書きました | トップページ | POCSAG:UniPager ラズパイと 無線機I/Fの製作 »

HAM」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: POCSAGページャを呼び出すUnipagerの起動実験:

« コミックマーケット94サークル参加記を書きました | トップページ | POCSAG:UniPager ラズパイと 無線機I/Fの製作 »