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2019年7月 8日 (月)

アマチュア無線のVoIPとそうでないVoIPのGateway実験

P4_20190708212601

何の得があるのかは置いておいて、技術的な興味です。

YouTubeを探すと、海外でZelloとDMRやFusion(C4FM)のGatewayを作ったぜイェイというのがいくつか見つかります。

Skype等の同時通話と違いプレストークなので、相性は良さそうです。

大概PCにZelloをインストールして音声入出力から物理ケーブルでD-STARなりDMRなりFusionなりのハンディ機に繋いで双方VOXでPTT制御です。

おそらく簡単に動かせるでしょうし、上手に作れば音質もさほど劣化しないでしょう。

これは私のアイディアですが、ハンディ機をBlueDVに置き換えると、電波を出さずに直接リフレクタと通信出来ます。

PCにサウンドデバイスを2組持たせてアナログ的に繋ぐ、でも良いのですが、ここはそれ、仮想オーディオデバイスというものがあるので使ってみましょう。

例えばVB-Audio Virtual Deviceです。

1chだけは無料ですが、PayPalでドネーションすると3ch使えるようになります。

$5で行けるらしいので、ドネーションして使ってみました。

P5_20190708213601 

BlueDVはこんな感じです。

当然ですがDVStickやAMBE Server等のAMBEコーデックハードが必要です。

接続先のリフレクタは出来れば自前で用意したもので、極力公開の物は使わないようにしましょう。

P6_20190708213601

皆までは書きませんが、VOXの設定も必要ですし、音声でバイスの入出力をBlueDVとは逆に指定する必要があります。

おっと、上の図ではVOXを有効にするにはCtrl+F7とあるので、お忘れなく。

実際に使う時はPC用のアカウントと自分専用のチャンネルを作ってそこに接続が良いでしょう。

PCがCore2Duo Win10Pro 4GBのノートPCでまあまあな音質と遅延でした。

無線LANだと結構パケットロスがあるので、有線LANが良いと思います。

TCPのみを使うにして、遅延を諦めてもパケットロス重視はやってみた感じでは大遅延の割に音質面の差が分からず使いにくいかなと思います。

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