小型ディジタルVSWRメーター QPM-01キット評価版(人柱版)の組み立て
関ハムで買ってきたので早速組み立ててみました。
人柱版なので楽しみですね。
頒布情報はこちら。
私の時は2,500円でしたが、この値段では足が出そうな気もします。
関ハムで15セットだそうで、私が10:15頃に行った時は7セット目でした。
7/21に在庫があるかは分かりかねます。
キットの中身です。
下の紙は回路図です。
私の場合は部品の過不足は無かったですが一応確認しておきましょうね。
電源は100円ショップで買えるCR2032電池が2つ必要です。
回路的には3.3V動作なので1つでもぎりぎ行けそうな気がしますが...わざわざ三端子レギュレータで減圧しています。
但し電源電圧が安定しないと測定器としては確度に問題が出るので、3V切ることもあるCR2032が1個だと設計の大幅な変更が必要です。
本体に電源スイッチがあるので電池ケース側のスイッチは不要ですが、仕入れ時にこちらのケースが安かったのだろうなと思います。
説明書では最初にBNCコネクタを「裏に」取り付けるようにとあります。
両面基板なので自由と言えばそうなのですが。
個人的には邪魔なので、背の低いCRが最初で良い気がします。
但し、100W以上の大出力はんだごてが無いと足がつかないのでご注意を。
逆に言うと、BNCコネクタが着いた後は30W程度で先が細めのこてが楽でしょう。
抵抗です。
この4本と、写真左下に1本あります。
根元ぎりぎりに曲げないと奥まで入りません。
少々曲がっても影響は無いのでいいといえばそうですが、できればアートワーク側でもう0.5mm程度外側に穴があると入れやすいです。
積層セラミックコンデンサです。
これは足のサイズがぴったりでした。
定数がいろいろあるので間違えないように。
ダイオードは2本 線のある方が下側(液晶側)になるよう取り付けます。
トロイダルコイル以外を全部取り付けます。
サイズの問題は無いと思います。
三端子レギュレータU2の足の間隔がかなり狭いのでブリッジさせないように。
電源なのでショートさせたら電池が一瞬で空になります。
電池を繋ぐコネクタとスイッチ2個は裏面に取り付けです。
ここでデジタル部分の動作チェックです。
電源スライドスイッチを上(OFF)にして電池端子がショートしていないかテスターで調べます。
PICがICソケットに刺さっているか確認後におもむろに電池を繋いで電源を入れて、バックライトが点灯して起動画面が見えれば成功です。
この後にパワーやSWRの棒グラフになるので、電源を切ります。
プッシュスイッチを押したまま電源を入れると設定モードです。
プッシュで入出力の反転が出来ます。
長押しで確定です。
トロイダルコア2個を巻きます。
どちらも同じ巻き方です。
コアの上からUEW線を入れて下に回し、反時計方向へ10回巻きます。
コアの内側の山が10個になるようにします。
間の空いたところに逆U字に跨いで1本入れます。
こんな向きに裏側に取り付けですが、足がどうなっているか分かりにくいですね。
長方形の長い方に接している穴に10回巻を差し込みます。
短い方に接している穴に1回巻を差し込みます。
右側は縦横が90度傾いているので注意しましょう。
ここがある意味難しい作業です。
UEW線は温めたら表面の絶縁物が溶けてハンダが乗るのですが、結構長い間温めないと導通しませんでした。
紙やすりで足の表面を削ってから挿入するのが良いと思います。
はんだ付け後にテスターでコイルの10ターン側、1ターン側の導通を確認した方が良いです。
両方はんだ付け後にテスターでBNCコネクタの中心同士が導通していれば半分成功でしょう。
1-5W程度出るHF-50MHzの送信機と(CWかFM)50Ωのダミーロードを取り付けて、設定画面で入力出力を合わせてから普通に電源を入れておもむろに送信してみます。
私の場合左が入力、右が出力に設定してキャリアを入れて、右のVRを回したらパワーやSWRの表示が変化しました。
変化しない場合は部品の取り付けミスか、UEW線がはんだ付け出来ていないかです。
動いていそうなら左のVRと組み合わせて、他のパワー/SWR計に近い値が出るように調整したら出来上がりです。
ぼくのぴこ6では、大昔の10BASE2用ターミネーター(ダミーロード)装着で1W,SWR:1.0ぐらいでした。
乱暴ですがダミーロードを外して送信するとSWR>10となります。
75ΩのダミーロードがあればSWR:1.5になるのでもうちょっと合わせやすいです。
これまた乱暴ですが、本物のアンテナを繋いでメーカ品のSWR表示と大体合うようにバンド内の下中上ぐらいで微調整しました。
最後に付属のアクリル板で簡易ケーシングです。
このような感じでネジを締めるとPICがアクリル板にぶつからず良かったです。
電池は両面テープで貼り付けた方が良いです。
表面保護が貼ってあるので剥がしましょう。
できあがり!
アクリル板があると文字が若干見にくいですが支障は無い程度です。
送信するとほぼ一瞬で計測表示するので、古いターミネーターだとBNCコネクタ部分が接触不良を起こしてSWRが暴れるのが目視出来ました。
コネクタを手で回してよく接触するようにすると安定します。
SWRの測定は進行波がある程度大きくないと反射波も小さくなるので、説明書では1W以上入れなさいと書いてありますが、2-3W出る送信機の方が良いでしょう。
1W切るとパワー表示が不当に下がるそうです。
ファームウエアの修正である程度は補正出来るそうなので書き換えも実験したいです。
きっちり確度を出すために基準になる送信機なりダミーロード(特にSWR1.5:75Ω)が欲しくなりました。
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