QPM-01のSWR較正
パワー計とダミーロードだけで比較的SWRの値が確からしくなる調整法です。
※ケースがシールドされていないのと、途中に同軸ケーブルや変換コネクタがあるとHF飛び込みが発生するので表示する値はあくまで相対値です
送信機、確からしいパワー計、ダミーロードを用意して出力を測ります。
FC-707が確からしいかと言えば怪しいですが...。
終端型出力計が一番ですが、単品のSWR/パワー計でもまあまあです。
無線機内蔵の出力計は避けた方が良いです。
当然ですが、送信機側のアンテナチューナーはスルーにします。
出力が連続可変出来る送信であれば3-5W程度で調整しましょう。
送信周波数は高ければ高いほどそれより低い周波数での値は信用できますが、前に書いた通り周波数が高いほど飛び込みが発生するのでHFの中央の14MHz CWで行いました。
免許あるよね?!
ここでは出力1.5Wということにします。
本体に送信機とダミーロードを接続して、進行波電力を測定します。
左右のコネクタの接続と、液晶の表示をよく確認して下さい。
この写真では左が送信機、右が負荷という設定にしています。
送信機を繋いだBNCコネクタと反対側(右)のVRを左に回すと数値アップ、右に回すと数値ダウンするので、パワー計で測った1.5Wに合わせます。
BNCコネクタの左右を反対に繋いで、タクトスイッチを長押しして反射波の電力測定をします。
送信機を繋いだBNCコネクタと反対側(左)のVRを回してパワー計で測った1.5Wに合わせます。
この時SWRは空の表示ですが無視します。
左右の接続を戻してSWRを測定します。
無事SWR1.0になりました。
ピックアップ部分の作りやダイオード、抵抗値の誤差があるので、表示が1.1以下なら正常だと思います。
実際のアンテナを繋いで動作するか試しましょう。
ダミーロードや送信機の熱が結構凄いので、測定中表示値が安定したらすぐに送信をやめて、良く冷やすようにしましょう。
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