xlxd 2.3.4でPi-StarのYSF接続に完全対応
xlxdは2.3.2から八重洲のFusion(C4FM)に対応していましたが、トリッキーな設定が必要でした。
この度2.3.4で普通にFusion YSF扱いで接続が出来るようになりました。
操作性はWIRES-Xと同じで、Dxボタンでメニューに接続、ALLやSEARCHで接続したいリフレクタを選ぶだけです。
残念ながらモジュールはリフレクタ側で固定です。
XLXDMRで接続している別の局がいれば、モジュールが同じなら音声が通ります。
トランスコーダがあればD-STARとクロスモードQSO出来るようです。
この記事を書いている時点では、Pi-Starでupdateを行ってマスタデータを更新する必要があります。
xlxd側ですが、GitHubから2.3.4のソースを取ってきてsrc/main.hの以下の部分を設定してbuildして起動します。
#define YSF_AUTOLINK_ENABLE 1 // 1 = enable, 0 = disable auto-link
#define YSF_AUTOLINK_MODULE 'D' // module for client to auto-link to
前者はモジュールの強制指定、後者はどのモジュールに強制接続するかです。
インターリンクしているリフレクタの場合は、Yなどのインターリンクしていないところにする方が良いでしょう。
なお、このちょっと前にポート番号42000で定義がされていますが、同じサーバでYSFReflectorを動かしている場合はデフォルトが同じなので、どちらかを変更して下さい。
問題無く起動出来た後は、YSFReflector同様に
YSFReflector Registry
で登録を行います。
Register Refrectorです。
nameはXLX123とかの今まで使っていた番号です。
Descriptionは無視される?ようです。
Host/IP-Adressはできればドメイン名にして名前で引けるようにした方が良いです。
Portはmain.hで設定した(デフォルト42000)値です。
DashboardURLは当然ながらXLXのDashoboard URLです。
Submit後に電子メールが届いて、Activateのリンクがあるので踏んだら外部に対して開かれます。
IDが割り当てられたら
YSFReflector Registry
にONLINEとして掲載されると思います。
各種マスタは1時間もあれば準備が出来ていると思うので、おもむろにPi-StarのUpdateを行って選択できるか確認しましょう。
ここで意地悪で、同じPi-StarノードからD-STAR-DMR/Fusionで全部同じリフレクタ、モジュールにしたらどうなるか実験しました。
結果はやはりインターネットからRFへの送信時に「不定」でした。
よいこはやらないでね。
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