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2021年11月 1日 (月)

FT-2000Dにスマホ用ヘッドセットを繋いでみる

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体調はすぐれないのですが、今日でオペから1月ですし、一日中寝ているのも精神的に追い詰められるだけなので、久しぶりに電子工作もどきをしました。

FT-2000Dにはロシア製のヘッドセット(5000円位かな)を繋いでいましたが、経年経過で受信音が出なかったり不具合が出てきたので入手しやすいスマホ用ヘッドセットを繋ぐことにしました。

プラグが4極で、配線は大概先端から音声L(MAIN),音声R(SUB),GND,マイクです。

マイクは当然ECMなので、電源電圧を加える必要があります。

PTTはフットスイッチ用端子と緊急用にプッシュスイッチを繋いでいます。

FT-2000Dはダイナミックマイクを前提に設計されていて、マイクとPTTやUP/DOWNのGNDは別になっています。

直流的にも繋がっていません。

幸い+5Vが出ているのでECMへ10kΩ程度の抵抗を直列に入れれば動作します。

マイクの信号は4.7μF程度の電解コンデンサで直流分をカットして接続します。

これでも動作しますが、出力が過大でマイクゲインを少し回しただけでしゃべるとALCが振り切れます。

ECMの2つの端子に1kΩ程度の抵抗を並列に入れると12時位でALCが掛かる程度まで出力が下がります。

GNDですが、ヘッドセット側はマイクとヘッドホンのGNDが共通になっています。

当然ながら無線機側のMIC GNDに繋ぐと送信音はまずまずの動作をします。

PTTも動作します。

しかしながらヘッドセットの受信音が非常に小さくなります!

逆にヘッドホン側のGNDを使うと受信音がまずまずですが送信音があまり芳しくない(下手すると発振する)です。

残念!

マイクとヘッドホンが電気的に分離している昔のPC用ヘッドセットであればうまく対処できますが、世の中の需要を考えたら今後の入手は困難そうです。

という訳で現状ヘッドホン部分は使えない状況です。

固定機なので確かにスタンドマイクにヘッドホンだろうが!という気もしますが...。

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