アメリカのアマチュア無線資格試験 日本国内VE Team開催初のオンライン試験が実施されました #hamradio #FCCExam
VE神戸では2022年秋よりアメリカのアマチュア無線資格試験をCBT(紙ではなくコンピュータを操作して解答する試験)で行っております。
国内の無線従事者試験も3,4アマや一部の特殊無線技士ではCBTが取り入れられていますが、試験センターへ出向いて受験する方式です。
アメリカは一歩進んで条件が整えば(リモートワークとほぼ同じ設備を用意できれば)VE(ボランティア試験官)が受験者と直接対面での試験をせず、受験者が自宅にいても受験を許しています。
アメリカでアマチュア無線資格を取る人が増えているのは、コロナ禍で外出がままならない中、IT技術で受験の幅が広がったのも理由です。
オンライン試験自体は元々はコロナ禍前に南極基地での試験開催で、現地にVEが行くのが困難な場面を想定していました。
この11月の試験で日本国内のVEチームで初の、受験者が自宅からの受験での試験を終えました。
無事合格だったので何よりです。
具体的には、受験者とVEのやりとりはZOOMを使って行い、試験自体はWebブラウザを使って4択で行います。
試験開始前に資格の確認(パスポートの目視や、部屋をカメラで映してもらい不正がやりにくいかどうかの確認)、PayPal等で受験料の決済を行った後に試験画面にログインしてもらいます。
試験中はZOOMにて受験者のPCの画面と周りの音声、カメラで受験者の顔が見えるように設定してもらい、VE1名が試験終了まで監視します。
当然ですが監視画面は録画します。
解答や合格後のサインはマウス等で行います。
今のところ月に1回程度試験日を設定しています。
受験資格はアメリカ国内に郵便の届く住所があることだけです。
国籍は日本を含め問いません。
実際は細かい事前準備物があるので、詳しくはこちらを確認してください。
資格は3種類あって、Technician(Element2:日本の4アマ相当),General(Element3:2アマ相当),Amateur Extra(Element4:1アマ相当)ですが、いきなりElement4の受験は出来ず、必ずElement2から順番に受けてもらいます。
但し1日で3Element全部受けることは可能ですし、合格し続ければ受験料は1回分です。
逆に不合格の場合でも、受験料を追加で払えば再挑戦できます。
試験時間の制限は無い建前なので(ZOOMのルーム使用時間やVEの都合など別の事情ではあるが、少なくとも数時間は)ゆっくり解いていただければ良いです。
解答が終わったら即採点で、当日結果をお伝えします。
試験問題はすべて公開されているので、全部覚えたら必ず合格できます。
選択肢の並びは変わることがありますが、文言の変更はありません。
試験実施前に試験説明会も開いていますので、興味のある方はVE神戸のWebページをご覧になって下さい。
なお、あくまでもアメリカの資格であって合格即日本でアマチュア無線を行えるわけではありませんが、アメリカのライセンスを元に日本国内でアマチュア無線局を開局申請(コールサインの割り当て申請)することが出来ます。
日本在住で相互運用協定の無い国の方(インドなど英語の通用する国であれば有利)が日本国内でアマチュア無線を行う場合に有利かも知れません。
受験を決めた方、詳しく知りたいので説明会に参加されたい方はこちらから日程の確認と申し込みをお願いします。
(試験画面自体は英語ですが、VE神戸ではVEとの会話は日本語中心で英語も交えて、受験料の支払は現金不可キャッシュレス決済で日本円です)
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